Corporate

社長メッセージ

100年続く企業を目指し、
未来の発展のために挑戦し続けます。

2024年を振り返りますと、元旦から能登半島地震や2日の羽田空港地上衝突事故で幕を開け、夏は異常なまでの猛暑、8月には日向灘で発生した地震から初の「南海トラフ地震臨時情報」が発表され、9月には能登地方の記録的大雨により、元旦の地震被災地に再び大きな被害が出るなど、自然災害の猛威を目の当たりにした1年でした。被災された皆様には心よりお見舞い申し上げますとともに1日も早い復旧をお祈りいたします。
一方、2025年は今のところ大きな災害はないものの、暖冬かと思いきや急に寒波が襲来し大雪に見舞われるなど、今年も自然は我々に厳しい環境を与えるものと想定して経営しなければなりません。当社では、昨年末より岡山県の支援事業を活用させていただき、BCP策定のための専門家支援を受け、BCPを策定しているところです。今年中には岡山県のBCP認定を受ける予定です。

さて、当社を取巻く事業環境ですが、昨年は北米向け製品にブレーキがかかり、OEMでは苦戦を強いられました。一方、自社開発製品では草刈機市場に参入し、酷暑における草刈り作業の軽減を目指したラジコン式ハンマーナイフ草刈機「AIRAVO(アイラボ)」を発売しました。さらに今年後半には、ワンランクアップしたAI搭載自律走行式草刈機「MAIRAVO(マイラボ)」を発売予定です。今後も自由な発想で、農業機械に捉われない、「あったらいいな」を形にしていく設計開発を目指しています。

一方、一昨年から始まった構内再編事業は、全4工期のうちやっと1期工事が3月に完工する予定です。3月後半からは2期工事に入る前準備が始まります。今回は既存建屋の大掛かりな解体が始まるため、構内の様子もガラッと変わってくるものと思われます。年末には1334パレットの自動ラック倉庫を擁した新ターミナル倉庫が完成の予定です。

当社は今年、中四国経済産業局および岡山市にご推薦いただき、「グッドカンパニー大賞」をいただきました。これは既にグッドカンパニーというわけではなく、当社の今後に期待頂いての受賞と受け止めています。オカネツ工業なら、従来の状態から抜け出し、「どこまでも果敢に挑戦していける会社」とご評価いただけたのだと思います。
今年も「夢ある挑戦」を続け、地域社会に貢献できるモノづくりで100年続くサスティナブルな企業を目指します。

2025年2月

代表取締役 社長 和田俊博